浮気の誓約書に効果はある?書きたくないといわれたらどうすればよいの?

配偶者の浮気を一度は許したとしても、二度と浮気をしないように誓約書を書いて欲しいと考える方もいらっしゃるでしょう。実際、浮気の誓約書にはどのような効果が期待できるのでしょうか。

今回は、浮気の誓約書に効果はあるのか、書き方文例や書きたくないと拒否された場合の対処法などをまとめて紹介していきます。

目次

  1. 浮気の誓約書の効果とは?
  2. 浮気の誓約書を書いてもらう相手は?
  3. 誓約書の書き方文例
  4. 誓約書を書きたくないと言われたらどうする?
  5. 誓約書は公正証書にすべき?
  6. 浮気の誓約書は専門家に依頼して作成すべき?
  7. 最後に

浮気の誓約書の効果とは?

浮気の誓約書には、次の2つの効果が期待できます。

浮気の再発防止

浮気の誓約書に「二度と浮気はしない」と明記しておくことで、浮気の再発防止の効果が期待できます。誓約書を書いていても書いていなくても、浮気が不法行為であることに変わりはありませんが、誓約書があることで心理的なプレッシャーとなり、浮気の抑止力になるのです。

慰謝料請求がスムーズになる

配偶者が浮気の誓約書に反して浮気をした場合には、誓約書に記載されている内容の慰謝料や養育費を請求することができます。誓約書を作るときに慰謝料や養育費の金額を取り決めておけば、浮気された後、実際の慰謝料請求時に慰謝料の額で揉める必要がないので、請求手続きがスムーズになるでしょう。

浮気の誓約書を書いてもらう相手は?

浮気の誓約書は、配偶者だけでなく、浮気相手にも書いてもらうことで再発防止に繋がります。浮気相手にも「配偶者と再度浮気をした場合には慰謝料を請求する」という旨を記載した誓約書を書いてもらうことで、浮気の再発防止につながるでしょう。

誓約書の書き方文例

浮気の誓約書には、次のような内容を記載する必要があります。

✓浮気の事実があったこと

✓浮気関係を解消すること

✓再度浮気をしないこと

✓誓約書に違反した場合のペナルティについて

✓作成年月日

✓署名・押印

違反した場合のペナルティについては、次のような文面で記載しておくとよいでしょう。
「(配偶者)は(自分)に対して、本誓約書に記載された事項に違反した場合、金〇〇円を支払うこと、及び協議離婚の請求に応じることを約束する」
慰謝料の額だけでなく、離婚請求にも応じるように記載しておくと、手続きがスムーズになります。

誓約書を書きたくないと言われたらどうする?

誓約書を書きたくないと言われたらどうする?

浮気をしていたのにも関わらず、誓約書へのサインを拒否する人も少なからず存在します。続いては、配偶者に浮気の誓約書へのサインを拒否されたときの対処法について紹介します。

なぜ誓約書を書きたくないのか確認する

浮気の誓約書を拒否するのには、何らかの理由があるはずです。
「浮気相手と別れたくない」「浮気の事実を認めたくない」など、配偶者が考えている理由についてまずは確認しておきましょう。

拒否すれば慰謝料を請求すると主張する

配偶者が誓約書のサインを拒み続けていて、浮気による不貞行為の証拠が揃っている場合には浮気に対する慰謝料を請求すると主張してみましょう。
「誓約書にサインしないのであれば、浮気による慰謝料を請求する」と伝えることで、サインに応じてくれる場合もあります。

誓約書は公正証書にすべき?

公正証書とは、公証役場で作成することができる公的な書面です。浮気の誓約書を公正証書化することで、記載されている慰謝料の金額請求を裁判を経ることなくスムーズに行えるというメリットがあります。

ただし、公正証書では、将来的な慰謝料の支払い予定について拘束することはできません。
今回の浮気について慰謝料を請求したい場合には公正証書にするメリットがありますが、浮気の誓約書で将来の慰謝料額を記載したい場合には公正証書にすることはできません。
もしも、公証役場において公的な認証が欲しいのであれば、「私署証書」として認定を受けることは可能です。

浮気の誓約書は専門家に依頼して作成すべき?

浮気をした場合の慰謝料額を記載した浮気の誓約書は、インターネット上にあるテンプレートを使うなどして、自分で作成することも可能です。
ただし、実際に浮気をされてしまったときのことを考えると、あらかじめ専門家に依頼して作成しておく方が安心できるでしょう。
浮気の誓約書については、行政書士や弁護士といった法律の専門家に依頼して作成することができます。適切な慰謝料金額や記載事項についてアドバイスを受けることができるでしょう。

最後に

今回は、浮気の誓約書の効果や書き方、拒否された場合の対処法について紹介してきました。
配偶者に浮気をされてしまったら、二度と浮気をして欲しくないと思うのは当然のことです。再発防止のために浮気の誓約書を作成することで、安心できるのではないでしょうか。
とはいえ、実際に何を記載すれば良いか分からないという方や、配偶者や浮気相手に誓約書のサインを拒否されてしまって困っているという方も少なくありません。

一般社団法人あゆむでは、専門カウンセラーが夫婦関係や離婚に関する電話相談を年中無休で受け付けております。利用料は無料です。配偶者の浮気にお悩みの方、誓約書の作成方法が分からない方、お一人で悩まずにお気軽にご相談ください。

https://www.ayumu-ag.or.jp/contact/