浮気の証拠はなぜ必要?証拠集めの方法と証拠がない場合の対処法

配偶者の浮気を疑っていても、「証拠がないと離婚できないのでは?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。今回は、浮気の証拠が必要な理由や、浮気の証拠として有効なもの、浮気の証拠集めの方法や証拠がない場合の対処法などをまとめて紹介します。

目次

  1. 浮気の証拠がないと離婚できない?証拠が必要な理由
  2. 浮気の証拠として有効なのは写真だけ?LINEは証拠として弱い?
  3. 旦那・妻の浮気の証拠を集める方法は?
  4. 浮気の証拠がみつからない場合の対処法
  5. 最後に

浮気の証拠がないと離婚できない?証拠が必要な理由

浮気の証拠が必要になる理由は主に3つあります。

自分からの離婚請求が認められやすくなる

離婚は、夫婦間の合意があれば離婚届を記入して提出するだけで可能ですが、配偶者に離婚を拒否される可能性もあります。もし配偶者が離婚に応じない場合は、裁判を起こして離婚請求を行う必要が出てきます。
このとき、配偶者に不貞行為があったことを立証できれば、離婚請求が認められる可能性が高くなるのです。
配偶者の浮気を理由に離婚をしたい場合、確実に離婚するためには浮気の証拠が必要になります。

相手からの離婚請求が認められにくくなる

もし、配偶者が浮気相手と再婚するために離婚を求めてきた場合、離婚の原因をあなたに押しつけられる可能性があります。本当の離婚原因は配偶者側が作っているのに、それは理不尽ですよね。
配偶者の浮気の証拠を掴んでいれば、配偶者側からの離婚請求は裁判でも認められにくくなります。たとえ離婚裁判を起こしたとしても、あなたが優位な立場で裁判を進めることができるのです。

配偶者と浮気相手に慰謝料請求ができる

配偶者以外の異性との不貞行為は、民法上の不法行為と定められています。浮気の証拠があれば、離婚するしないに関わらず配偶者と浮気相手に慰謝料請求が可能になるのです。
離婚しない場合でも浮気の慰謝料相場は、50万円~100万円程度、離婚する場合には200万円~300万円程度と言われています。
ただし、慰謝料を相場の額請求できるのは、浮気の証拠があった場合です。浮気の証拠がないと、慰謝料請求が認められないケースや減額されるケースもあります。

浮気の証拠として有効なのは写真だけ?LINEは証拠として弱い?

浮気の証拠として有効なのは写真だけ?LINEは証拠として弱い?

離婚裁判を有利にすすめたり、慰謝料を請求したりするためには、浮気の証拠が必要となります。それでは、裁判でも有効な浮気の証拠にはどのようなものがあるのでしょうか。

浮気の証拠①浮気現場の写真や動画

ラブホテルに2人で入っていく写真や、ラブホテルや浮気相手のマンションの室内などで2人が2ショットで映っている写真など、不貞行為があったことが推察される写真は、裁判でも有効な証拠として取り扱われます。もちろん、写真ではなく動画でも証拠として有効です。

浮気の証拠②音声データ

写真だけでなく、音声データも有効な証拠になります。浮気相手との会話から不貞行為があったことがわかる音声データはもちろん、夫婦間の会話で配偶者が浮気の事実(不貞行為があったこと)を認めている音声データも証拠として使用することができます。

浮気の証拠③LINEの履歴

浮気相手とのLINEのトーク履歴で、ホテルに行っていることがわかる文章などがあれば、浮気の証拠の1つとして活用できます。ただし、LINEの履歴は「嘘だった」「言葉遊びだった」という言い逃れが可能なことから、裁判では強力な証拠としては扱われません。写真や音声データなどの補完的な役割だと理解しておきましょう。

旦那・妻の浮気の証拠を集める方法は?

旦那・妻の浮気の証拠を集める方法は?

それでは、配偶者の浮気の証拠を自分で集めるためにはどうしたら良いのでしょうか。

浮気の証拠を集める方法①配偶者のスマホをチェックする

LINEのトーク履歴や写真・動画などをチェックし、浮気の証拠になりそうなものがないかを調べましょう。ホテルや室内で撮影された2ショット写真・動画は強力な証拠になります。バレないようにデータを保存しておきましょう。

浮気の証拠を集める方法②浮気を認めさせ、音声を録音する

浮気・不貞行為があったことを認め、謝罪している音声を録音しておけば、有効な証拠として利用できます。裁判に使用するのには弱くても配偶者を問いただすには十分な証拠があるという場合や、素直に認めてくれそうな配偶者の場合は、問いただして浮気を認めさせるも有効な方法の1つでしょう。

浮気の証拠がみつからない場合の対処法

裁判でも有効な証拠を個人で集めるのは大変なことです。頑張ってみても証拠が見つからず、離婚や慰謝料請求を諦めかけてしまっている人も多いかもしれませんね。
どうしても浮気の証拠がみつからない時には、探偵に依頼する方法もあります。また、慰謝料請求を考えている場合には、先に弁護士に相談し、探偵を紹介してもらうこともできるでしょう。
浮気調査を行っている探偵は、証拠集めのプロです。裁判でも使える有効な証拠を集めてくれる可能性が高いので、検討してみてはいかがでしょうか。

最後に

今回は、浮気の証拠が必要な理由や、有効な証拠の例、証拠集めの方法などをまとめて紹介してきました。配偶者の浮気が原因で離婚する場合には、多額の慰謝料請求が可能になります。証拠がないからといって泣き寝入りするのは勿体ないですよ。とはいえ、まずは何から始めたらよいかわらかないという方も多いのではないでしょうか。
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