浮気されて復讐したい!浮気相手や配偶者に復讐する方法や注意すべきこと

配偶者に浮気をされると、どうにかして復讐したいという気持ちになるのは当然のことです。とはいえ、復讐方法によっては法律に反するものもあるため注意が必要となります。
そこで今回は、法的に問題のない浮気の復讐方法や、やってはいけない復讐方法についてまとめて紹介していきます。

目次

  1. 浮気の復讐にはリスクがある!やってはいけない復讐方法とは
  2. 法的に問題のない浮気の復讐方法とは?
  3. 浮気の復讐をしたいなら、証拠が必要
  4. 浮気による慰謝料請求はどのようにすすめたらいい?
  5. 最後に

浮気の復讐にはリスクがある!やってはいけない復讐方法とは

まずは、法律上やってはいけない浮気の復讐方法についてリスクとともに解説します。

相手に暴力を奮う

やってはいけない復讐方法として、まず注意しなければいけないのが暴力です。
浮気がどうしても許せないからといって、配偶者や浮気相手に暴力を奮ってはいけません。
相手が怪我をしてしまうと、どんなに軽傷であっても傷害罪が成立し、15年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金に処されるリスクがあります。
また、相手が怪我をしなかった場合にも、暴行罪が成立すると、2年以下の懲役もしくは30万円以下の罰金が科せられる可能性があります。

相手を脅す

「高額な慰謝料を請求してやる」「職場にバラしてクビにしてもらう」など、相手を脅迫するような発言も、やってはいけない復讐方法のひとつです。たとえ電話口での発言であっても、罪に問われることがあります。
脅迫罪が成立すれば、2年以下の懲役または30万円以下の罰金に処されますので、注意が必要です。

無理やり謝罪をさせる

配偶者や浮気相手に無理やり謝罪を要求することも、罪に問われます。
例えば、無理やり土下座をさせるなど、相手の自由意思によらない行為を強要してしまうと、強要罪に問われてしまうのです。
強要罪が成立すれば、3年以下の懲役に処される可能性があります。

職場や親族・知人にばらす

配偶者の浮気について、職場や親族、配偶者の知人に無断でバラすことも、やってはいけない復讐方法です。職場や親族・知人にバラす行為は、名誉棄損罪にあたります。もちろん、配偶者だけでなく浮気相手の職場や親族にバラすことも犯罪です。刑事告訴されて罪が成立すれば3年以下の懲役もしくは禁錮または50万円以下の罰金に処されます。
また、相手が刑事告訴をしない場合にも、民事裁判にかけられ、多額の慰謝料を請求されることもあるのです。

自分も浮気をする

配偶者の浮気が許せないからといって、自分も浮気をしてやろうというのも、やってはいけない復讐方法です。たとえ復讐のための浮気であっても、不貞行為を伴う浮気が不法行為であることに違いはありません。
配偶者に慰謝料を請求する権利をなくしてしまったり、反対に配偶者から慰謝料を請求されてしまったりするリスクがあります。

法的に問題のない浮気の復讐方法とは?

浮気の復讐をしたい場合には、法律上問題のない方法で行う必要があります。法律上問題のないたった1つの復讐方法が、慰謝料請求です。
浮気による慰謝料請求は、離婚する場合にもしない場合にも可能となっています。
慰謝料金額の相場は、次の通りです。

配偶者の浮気が原因で離婚に至った場合:200万円~300万円

配偶者の浮気が原因で別居に至った場合:100万円~200万円

離婚しない場合:50万円~100万円

慰謝料は、配偶者と浮気相手の双方に請求が可能となっています。

浮気の復讐をしたいなら、証拠が必要

浮気の復讐をしたいなら、証拠が必要
浮気による慰謝料を請求するためには、不貞行為があったことを証明できる客観的な証拠が必要となります。例えば、次のような証拠は、裁判でも有効です。

・配偶者と浮気相手がラブホテルに入っていく瞬間の写真

・配偶者や浮気相手が不貞行為の事実を認めた音声

・肉体関係があったことを推測できる通話記録、LINEの文面

このように裁判でも有効な浮気の証拠を集めるのは、個人では難しい可能性が高いです。配偶者や浮気相手にバレずに証拠を掴みたいなら、探偵事務所に浮気調査を依頼することをおすすめします。
調査費用の相場は30万円~50万円程度となっていますが、調査内容や必要な期間によって異なります。

浮気による慰謝料請求はどのようにすすめたらいい?

浮気の証拠が掴めたからといって、慰謝料請求の手続きがスムーズに進むとは限りません。相手側が金額について交渉してきたり、支払いを拒否してきたりする可能性もあるのです。
慰謝料請求の手続きをスムーズに進めたいなら、弁護士などの法律の専門家に依頼すると良いでしょう。弁護士に相談しておけば、慰謝料請求だけでなく裁判離婚や調停離婚の際にもサポートを受けることができます。

最後に

今回は、浮気の復讐方法についてご紹介しました。
相手への暴力や脅迫、謝罪の強要などの行為は罪に問われるリスクがあるため、やってはいけない復讐方法です。配偶者や浮気相手に復讐したいなら、法律上認められている慰謝料請求という方法を行いましょう。
とはいえ、慰謝料を請求するためには証拠集めなどが必要となり、やり方が分からずに戸惑ってしまう方も多いでしょう。
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