夫から突然離婚を切り出されたとき、戸惑いや不安、悲しみ、怒りなど、さまざまな感情が溢れてくるでしょう。「どうすればいいか分からない」「何も考えられない」とパニックになる方も少なくありません。 実際に、一般社団法人あゆむにも「突然離婚したいと言われて戸惑っている」という夫婦関係に関するご相談が数多く寄せられています。
そこで今回は、夫から離婚を切り出されたときの対処法について詳しく解説します。
夫から離婚を切り出された妻がやるべきこと
夫から離婚を切り出されたらどうすればいいのか、まずは妻としてやるべきことを整理してみましょう。
ショックを受けて取り乱すのは当然
夫から離婚を切り出されたとき、もっとも優先すべきは自分の心のケアです。
突然離婚を切り出されると、絶望感や喪失感などさまざまな感情が湧き起こり、そのショックからノイローゼやうつ状態になる人もいます。
突然に離婚を切り出されたのですから、ショックを受けるのも取り乱すのも当然のことです。
精神的に大きな負担がかかるため、今もっとも大事なことは、自分の心をケアすることだと覚えておいてください。
離婚を切り出してきた夫には、「考える時間が欲しい」と伝え、気持ちが落ち着くまで待ってもらうのが良いでしょう。
離婚を切り出された原因を考える
少しずつ気持ちが落ち着いてきたら、次は離婚を切り出された原因を冷静に考えてみましょう。
以下は、夫が切り出す離婚理由として、一般的によくある例です。
- 価値観の違い
- 子どもが欲しい
- 妻に働いてほしい
- 妻に家事をしてほしい
- 妻への愛情がなくなった
- いつまでも男女の関係でいたい
- 浮気相手と一緒になりたい
当てはまるものがないか考えてみましょう。
夫の話を聞く
離婚原因について思い当たることがあってもなくても、夫から話を聞く機会を設けるようにしましょう。
感情的にならず、冷静に落ち着いて話を聞くことを心がけてください。
夫が話している途中で口を挟みたくなってしまう気持ちも分かりますが、話を途中で遮ってしまうと、夫の言い分を正しく理解できません。
夫を責めたり、逆に「離婚したくない」とすがるような言い方をするのも良くないため、ここでは黙って、相手の言い分をすべて聞くことが大切です。
自分がどうしたいのかを考える
夫の考えを聞いたら、次に自分がどうしたいのかを考えます。
離婚するのか、別れたくないのかの選択によって、その後の取るべき行動が変わってきます。
自分の気持ちが分からないときは、専門カウンセラーに相談するのもおすすめです。
一般社団法人あゆむでは、夫婦関係の修復や離婚に関するお悩みについて、年間10,000件以上の相談をお受けしております。
匿名でのご相談も可能です。専門カウンセラーがお悩みや問題の解決に向けて真剣にアドバイスさせていただきますので、お気軽にご連絡ください。
夫から離婚を切り出された妻がやってはいけないこと
夫から離婚を切り出されたとき、冷静に対応することは非常に難しいです。 しかし、感情的な行動や誤った判断は、状況を悪化させる可能性があります。 続いては、夫から離婚を切り出されたときにやってはいけないこと、避けるべき行動を紹介します。
感情的に相手を責める
離婚を切り出されると、怒りや悲しみで感情が高ぶることがあります。しかし、感情的に相手を責めることは事態をさらに悪化させるだけです。
冷静さを保ち、落ち着いて話し合うことを心がけましょう。
相手を非難するのではなく、お互いの感情や考えを理解し合う努力をすることが大切です。
一時的に別居する
夫から離婚を切り出されたとき、安易に別居を選択することはおすすめできません。
一時的な別居は、問題を一時的に逃れる手段として考えられるかもしれませんが、実際には問題を解決するどころか、溝を深める原因となることが多いです。
別居によってコミュニケーションが途絶え、お互いの気持ちがさらに離れてしまうと、夫婦関係を修復することが難しくなります。 また、経済的な負担が大きくなるのもデメリットです。
まずは話し合いの場を設け、解決策を見つける努力をしましょう。
離婚届にサインをする
感情が高ぶっているときに、離婚届にサインをすることは避けるべきです。
一時的な感情に流されて重要な決断をしてしまうと、後で後悔する可能性があります。
もし、夫に「すぐには出さないから」と言われたとしても、離婚に納得していないのなら、離婚届にサインする必要はありません。
まずは冷静になり、専門家に相談するなどして慎重に考える時間を持ちましょう。 急がずに時間をかけて最良の決断をすることが重要です。
夫から離婚を切り出された後、夫婦関係を修復する方法
夫から離婚を切り出されたとしても、夫婦関係の修復を諦める必要はありません。 ここからは、夫婦関係を修復し、再構築するための具体的な方法を紹介します。
「別れたくない」とはっきり伝える
まずは、あなたが夫婦関係を続けたいという気持ちをはっきりと伝えることが重要です。「別れたくない」と率直に伝えることで、相手もあなたの気持ちを理解しやすくなります。
夫がどのように受け取るかはわかりませんが、この段階では感情的にならず、冷静に自分の気持ちを伝えるよう心がけましょう。
自分に原因があるなら反省して改善する
夫が離婚を切り出した原因があなたにある場合、それを認識し、反省することが夫婦関係修復に向けた第一歩です。
自分の行動や態度を見直し、改善する努力をすることで、夫の信頼を取り戻すことができます。
夫の浮気が原因なら慰謝料請求も可能
夫の浮気が離婚の原因である場合、離婚は回避できる可能性が高いです。
民法上、有責配偶者(離婚の原因を作り出した配偶者)からの離婚請求は、原則として認められていません。
感情的に動揺するだけでなく、法的な対策も考慮しながら冷静に対処してください。
浮気の証拠を集め、弁護士に相談して慰謝料を請求するなど、自分の権利を守ることが大切です。
夫婦で粘り強く話し合う
夫婦関係を修復するためには、粘り強く話し合いを続けることが重要です。
お互いの気持ちや考えを理解し合うために、定期的に話し合いの場を持つようにしましょう。
また、専門家の助けを借りることも有効です。
カウンセリングを通じて第三者の視点からアドバイスを受けることで、具体的な解決策を見つけやすくなるでしょう。
あゆむでは、夫婦関係の修復に定評があります。男女のトラブルや浮気・不倫、離婚、親族との不和など、さまざまな問題を抱えて苦しんだ経験を持つ専門カウンセラーが数多く在籍しており、お一人おひとりの悩みに寄り添い、問題の解決に向けて真摯に対応いたします。
実際に、「夫婦関係のマンネリ」「夫の浮気」「モラルハラスメント」など、さまざまな問題を抱えていたご夫婦をサポートしてきた実績がございます。ぜひお気軽にご相談ください。
夫から離婚を切り出されたら、専門カウンセラーにご相談ください
夫から離婚を切り出されたら、どうすればいいか分からないと戸惑う方がほとんどです。
まずは自分の心のケアを優先し、今後のことについては専門カウンセラーに相談しながら決めてみてはいかがでしょうか。
一般社団法人あゆむでは、夫婦関係の修復や離婚に関する無料相談窓口を開設しております。どんなお悩みでも相談無料で、匿名可能、秘密も厳守いたします。 「ひとりでお悩みを抱えている方を、1人でも多く救済すること」を目的とする専門カウンセラーが真摯に対応いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。