ご相談事例

妻が両親との同居を拒んでいる男性からのご相談

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20代男性相談者 2018年5月30日更新

20代のご夫婦、奥様が両親と同居することを拒んでいる事に悩むご主人からの相談がありました。

夫婦には子供が2人、共働きです。

ご主人のお父様から、「妻の体に力が入らず、家事ができなくなるかもしれない。同居してほしい。」との要望がありました。

現段階では薬を飲むことで、問題なく家事を行うことは出来ています。しかし、長男であるため同居を強く進められてしまうのです。

奥様は、自身の実家の手伝いも行っているため、これ以上家事をこなす事は難しい状態。

ご主人の考えとしては、長男の嫁なのだから、義両親の老後の生活については協力してほしいとの事です。

奥様は「全く無視をするつもりはない。少し手伝う気はあるが、同居は嫌だ。」と拒否を続けています。同居を了承してもらうためには、どの様に奥様を説得したらよいでしょうかという相談でした。

まず、奥様の気持ちが分かりません。両家の家事をこなすことが難しいという、物理的な事しか伝えられていないのでしょうか。

家事をこなしながら子育ても行っているとなると、体力的、精神的な負担は非常に大きいでしょう。そこに、気を使わなければならない義両親との同居となってしまえば、想像をするだけでも厳しい状態です。

物理的な事ではなく、奥様に対して「どの様に感じているのか」を質問してみてください。気持ちの部分で折り合いをつけることが出来そうであれば、説得の方法も変わってくるはずであるとアドバイスをしました。

ご主人は、奥様の気持ちを考えたことは無かったそうです。スケジュールの調整ばかりに意識が行っていたため、ご主人から「今後どうして行きたいと考えているのか」を質問しました。

奥様は、ご主人と義妹で自分達の親の世話はすべきであると考えていたのです。更に、1日中一緒に居ることに苦痛を感じるほど、義両親とは仲が良くないとのこと。

奥様はマイホームを建て、子供が大きくなってからは働きに出たいとも考えていたそうです。

ご主人は、奥様の意向を無視するわけには行かないという結論に至りました。ご主人には妹さんも居ることから、当面の間は妹さんが親の世話をすることになりました。

また、お母様も現段階では家事に支障がないことから、「いずれは同居となる可能性も0ではないが、今は少し手伝いに行ってくれるだけでも良い」と伝えたそうです。

長男である事にこだわることも止めたとのこと。万が一の時には妹さんと同居をしてもらうことも視野に入れておいてほしいと、自身の家族に伝え納得してもらい、問題は解決しました。