ご相談事例

妻からDVを受けています

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50代男性相談者 2018年5月15日更新

「DV」といえば男性が女性に行うケースを想定される方が多いと思います。しかし、中には女性(奥さん)が旦那や家族にDVを行うケースも多いのです。

今回50代の男性から、「4年ほど前に子供が独り立ちしてパートタイムをやめてから、50代の妻の更年期と思われる症状が現れ、妻からのDVがはじまりました」とご相談を頂きました。

子供も巣立ちパートもやめ、もともと男性の仕事の都合で転勤を重ねた奥様にとって話し相手は男性一人に。しかし、男性はまだ会社に勤めているため、あまり真剣に奥様の話を聞いていませんでした。

そのことでストレスが溜まってしまったのか、今まで穏やかな奥さんでしたが少しのことで当たり散らしたり、暴言や物を投げる、手が出るなどの行動がエスカレートしはじめたそうです。

男性は「誰かに相談したいけれど、知り合いに相談するにしても60を過ぎた男が妻にDVを受けている、というのはプライドが許さない」とお悩みのところを、匿名である当相談所にご相談いただけたのでした。

実は奥さんから旦那さんへのDVは案外多いご相談です。男性のお話をお聞きしながら、過去にいただいた実例を交え、対処法の紹介や男性に「これからどうしたいのか」をヒアリングしました、

男性は「離婚はしたくないけれど、最悪の事態に備えた法律の話も教えてほしい」とのことで、対処法だけでなく万が一に備えたお話もさせていただきました。

現在、男性はレクチャーさせていただいた方法で奥様と対話を重ねながら、医療機関に通い徐々に関係を修復しているそうです。

女性特有の「更年期」個人差はありますが、奥様とこれからも良好な関係を続けていくためにも、なるべく早めの対処が必要です。