ご相談事例

妻が浮気の上失踪して困っている

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30代男性相談者 2018年5月21日更新

奥様が2ヶ月以上帰ってこないという男性からの悩み相談がありました。ご主人が、夫婦喧嘩をした勢いで「家を出て行け」といった内容を口走ってしまった事が発端です。

しかし、日頃から夫婦喧嘩は多かったとのこと。その原因は、奥様が元彼と浮気をしていたことを許せないご主人が、奥様を責めてしまうケースが多かったのです。

ただし、今回奥様が失踪した際の喧嘩の原因となったのは、浮気とは無関係の、ほんの些細な理由でした。失踪した当初は、何も持たずに出て行ったそうです。その後、一度帰宅し、財布と自宅の鍵、自転車を持って再度失踪したとのこと。

奥様の実家には「家を出た。居場所は言えない。また連絡する。」との連絡があったそうです。ご主人としては、離婚については奥様の意思を尊重する予定ではあるものの、連絡が来なければ行動も出来ません。

子供は1人、幼稚園に上がる男の子がいるため、幼稚園入園前に夫婦関係をはっきりとさせたいのです。また、失踪から2日後、警察に捜索願を提出していますが、受理されていません。

1ヶ月後に、奥様の両親とともに再度捜索願を提出したところ「居場所は言えません。行方不明ではないため、捜索願は出せません。本人から捜索願不受理届が出ていないため、何かあれば連絡します」と言われてしまったそうです。

元彼との浮気を知られている以上、その元彼の所にいる可能性は低いです。すぐに見つかってしまいますからね。DV保護施設、もしくは婦人保護施設が濃厚です。これらの施設に入所した場合、警察は捜索願を受理せず、当然ですが居場所も教えてくれる事はありません。

しかし、保護施設に入るケースでは提訴される場合も多いため、裁判所からの通知が来ていない以上、友人宅なども考えられます。提訴をする気持ちがないのであれば、戻ってくる可能性も高いです。

今回の場合、浮気をした奥様にも、夫婦喧嘩や失踪に至るまでの過失があるでしょう。しかし、夫婦喧嘩が多かった理由をもう一度思い返してみる必要があります。

ご主人も、暴力的な行動、言葉を発することがなかったかを思い返してみる必要があるでしょう。

奥様は、どの様な理由があるにせよ母としての自覚が足りないとも言えます。尊重すべきは、奥様の気持ちではなく子供の気持ちです。

ご主人は夫婦喧嘩の理由を振り返り、DVこそないもののモラルハラスメントであると思われる言動が多かったとのことでした。再度、奥様の両親に協力を仰いで捜索を続けたそうです。

やはり、保護施設では無く遠方の友人宅へ出向いており、両親から「ご主人が必死に捜索をしている」という話や、子供の入園に関する話を聞いて、自宅に戻ったとのこと。

ご主人は、これまでモラルハラスメントに対する意識はありませんでした。しかし、この失踪事件を期にご主人のモラルハラスメントに対する意識が芽生え、夫婦喧嘩の回数は減ったそうです。